コラム

 公開日: 2013-06-29 

ありがとうの余韻

お見舞いに行った総合病院でのこと。一階でエレベーターに乗り込んで扉を閉めようとしたら、ドアの向こうにこちらに向かって歩いてこられる女性が。開ボタンを押して少しお待ちすると、その方は、「ありがとうございます」とおっしゃいながら、会釈をして乗り込まれました。その一言に、私もにこっ!
5階までご一緒し、先に降りようとしたら、今度は、その方の“ありがとうございました”の声が後ろからふんわりと。
ほんのわずかな時間でしたが、エレベーターを降りた後もしばらく、なんともいえない温かい気持ちに包まれました。

人生の先輩のその方は、“どうも”ではなく、“すみません”でもなく、“ありがとう”ということばで気持ちを伝えてくださいました。
しかも、ごく自然に出たかのような “ありがとうございます”  “ありがとうございました” という言い方で、丁寧に。きっと、誰に対しても、いつもこのような言い方をされている方なのだと思います。とても素敵でした。
その方が、どんな装いでどんなお顔だったかははっきりとは覚えていませんが、言葉と振舞いから受けた印象は “その人の余韻”として 強く記憶に残るものです。

「ありがとう」は一瞬にして相手を笑顔にし、その場の空気を和らげる魔法のことば。
短く簡単な言葉ですが、でも、普段から使っていないとなかなか出てこない言葉のひとつです。

自分の言葉として自然に出てくるように、
相手の心にきちんと届くように、
そして、
相手の心に余韻として残せるように、
“ありがとうございます”を言えるようになりたいものです。

エレベーターで出会った方のように、大人として・・・

この記事を書いたプロ

ムーンアンドスター パートナーズ

マナー講師 佐藤博子

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